社会人は簿記を勉強すべき!現役経理職が伝えたい理由とは

経理職のみならず、簿記の知識を習得しておくことは、
社会人にとって非常に価値があります。
現役経理職である私の実体験から感じた
簿記を勉強すべき理由についてご紹介します

目次

結論 なぜ社会人に簿記が必要なのか

一言でいうと、
「社会人としての目的はお金を得ること」 だからです

身も蓋もない言い方ですが、
この資本主義の世の中において、
働くことはお金を得ることに他ならないのです

生活するためには、お金が必要
欲しい物を買うにも、お金が必要
ゆえに、社会人としての生き方は、
お金を得るために働くということなのです

そこで今回したい簿記というわけです

簿記とは、複式簿記という記法により、
会社の収益、費用、資産、負債、資本といった内容を
仕分けることで、会社の経営状況や財務状況を可視化する手段と言えます

では、なぜ社会人にとって簿記が必要なのでしょうか?
私が、経理職意外でも簿記を勉強すべきと考える理由は、
①経営を考える上での基礎知識が簿記であること
②自らが働く場所や働き方を会社に委ねないためにも知っておくべき知識
大きくは、この2点です

簿記を勉強することで得られるメリット

ここでは、簿記を勉強することで得られるメリットとして、
先に述べた①経営を考える上での基礎知識が簿記であること
についてご説明しましょう

もし、あなたが今の会社で出世を考えているのであれば、
いずれは経営という視点で物事を考えてゆく必要があります
そこで経営状況を理解するためには、
現状の売上、費用、利益を把握し、いかに改善していくかが土台の考え方となります

売上、費用、利益は、会計と呼ばれるルールに基づき、
経理部門で一定期間ごとの集計が行われます

そして、会計を行うための原理原則が複式簿記です
つまり、簿記を勉強することで会社のお金の流れをイメージしやすくなります
また、簿記の概念は初学者にはとっつきづらい部分があります
私自身が、最初に専門学校で簿記を学んだ時がそうでした

ですが、学んでしまえばどうということはありません
知っているか否かが大きな差なのです
ですから、学生時代や社会人なりたてのうちに、
日商簿記検定3級レベルの習得は行うべきと考えます

少しイメージしてみてください
管理職が予算編成する際に、勘定科目の意味を知らず、関連性を知らない
売上をあげるためには、頑張るしかないと脳筋的考えしかでてこない
そんな会社で働きたいですか?
私が社長であっても部下であっても勘弁したいと言いたいところですが、
経理業務に携わっていると、現場から叩き上げの管理職の人に
簿記の概念を説明することも珍しくはありません
ですが、彼らは総じて苦労されています
なぜなら、管理職として業務が格段に増えた上に簿記も知らないのですから

よって、あなたが目指すべき職種が営業でも製造でも企画でも、
時間があるうちに、簿記を勉強することを強くおすすめします

簿記と無縁の職種でも本当に必要なのか

②自らが働く場所や働き方を会社に委ねないためにも知っておくべき知識
の説明になりますが、簿記と無縁の職種において
簿記を勉強するメリットはあるのでしょうか?
出世も考えていないのであれば必要ないのかも知れません

それでも私は、簿記は必要だと思います

それは、働くことの目的の一つが、お金を得ることだからです

お金が全てじゃないという意見もあると思いますが、
仮に今の仕事内容で給料が倍になって困る人はいないでしょう

つまり、お金はないより、あったほうがいい
そして、お金は効率よく運用したほうが有意義な人生を送れます
そのための基本となる考え方が簿記なのです
家計を考える上でも役立つ知識です
上場企業であれば、会社の業績を自分なりに見ることもできます
投資を考える上でも同様に、会社の業績や財務状況が分かります
これらに活用できるだけでも非常にメリットは大きいと考えます

お金の悩みから、開放されたなら、
自分のやりたいことに、更に邁進できることでしょう

最後に社会人は簿記を勉強しておくべき

社会人として、更に高みを目指す人は、
早いうちに簿記を勉強することで、経営目線でのお金の思考法が身につきます
日々の仕事の流れが、簿記(お金目線)で考えられることは大きなメリットです
また、簿記とは無縁の職種であっても、
資産運用など、より効率的に蓄財することにより、
お金の悩みを軽くして、本来自分のやりたい仕事に邁進できます
脳のリソースを、お金の悩みに割かないためのツールとして
簿記を勉強してみることは非常に有効だと考えます

あなたも、この機会に簿記の勉強をご検討してみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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