締め日を設定 EOMONTH関数の機能と使い方|エクセル

エクセルで締め日単位で集計したい
そんな悩みは、EOMONTH関数で解決します

締め日が月末ではない時は意外と多いです
私の職場でも残業の締めは15日とか、
請求書は5の倍数ごとに締め日があります

エクセルで締め日単位で集計したい時や、
請求書に該当する締め日の情報を転記したい時など
日付に対する締め日が、いつなのか?
という疑問にお答えします

この記事でわかること

・EOMONTH関数の使い方
・締め日を求める方法
→結論だけ知りたいかたは、
 目次から「まとめ」 に飛んでください

目次

EOMONTH関数とは

EOMONTH関数とは、
指定した開始日の月末の日付を返す関数です

EOMONTH(開始日, 月)
EOMONTH 関数の書式には、次の引数があります。

開始日    必ず指定します。 起算日を表す日付を指定します。 日付は、DATE 関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果を指定します。 たとえば、2008 年 5 月 23 日を入力する場合は、DATE(2008,5,23) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。

    必ず指定します。 開始日から起算した月数を指定します。 “月” に正の数を指定すると起算日より後の日付を返し、負の数を指定すると起算日より前の日付を返します。

引用:MicrosoftサポートEOMONTH 関数より

表現が難しい部分もあるので、
例題を使いつつ、構文を見ていきましょう

構文

=EMONTH(開始日,

開始日に対し、◯ヶ後の月末の日付を返します
例)開始日が、2021年7月14日で、
  の引数が0場合
  月末の日付は、2021年7月31日となります

上図の場合、
開始月はA2セルの2021/7/31 で、月の引数は0 です
この関数の意味は、2021/7/31から0ヶ月後の月末 となります

これが、EOMONTH関数の基本構文です

EOMONTH関数の使用例

それでは、EOMONTH関数の理解を深めるために
簡単に次のような使用例をご紹介いたします

開始日は共にA2セルの2021/7/14 です
それに対してD列が、使用した関数になります
当月末、翌月末、翌々月末の関数で変化点は分かりましたか?
そうです。月の引数が変化してますね
月の引数が、◯ヶ月後を意味することが分かれば
EOMONTH関数の理解は完璧と言えるでしょう

締め日を取得する方法

まず、EOMONTH関数を使って締め日を求める手順をご説明します

それでは、具体例と使って見ていきましょう

例)開始日は、2021年7月14日で、
  締め日は、2021年7月15日と返したい場合

EOMONTH関数を用いた計算の流れ

次のような関数で表現できます

=EOMONTH(開始日ー締め日,0)+締め日


その意味ついてご説明します

まず関数内で、どのような処理が行われているのか

1.開始日の15日前の値を求める
(開始日から締め日の日数分マイナス)

2.上記の日数に対する月末をEOMONTH関数で求める

3.EOMONTH関数で求めた値に15日をプラスする

なぜ、開始日から事前に締め日分マイナスした月末に
締め日分の日数を加算するのか?

その答えは、月末は月によって異なるから
→31日、30日、28日など

予め締め日分をマイナスすることで、
前月末が下図のようにキレイに揃います
あとは、締め日の日数(15日)加算すれば良いわけです

余談ですが、締め日の翌月、翌々月を求めたい場合は、
月の引数をプラスすれば良いです

翌月 :=EOMONTH(開始日ー締め日,)+締め日

翌々月:=EOMONTH(開始日ー締め日,)+締め日

まとめ

月末を求める関数は、EOMONTH関数
構文:=EMONTH(開始日,

締め日を求めたい時は、
=EOMONTH(開始日ー締め日,0)+締め日

いかがだったでしょうか?
締め日の集計に役立てたなら幸いです

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